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秋の夜長に

ようやく暑さが和らいで来ましたね。今回は久々の書籍紹介(といっても海外ミステリーのシリーズ物)です。

文庫化された海外ミステリーを読む事が多いのですが、中でも好きなシリーズを簡単にご紹介します。
詳細は各サイト等でお楽しみください(リンクは日本語サイトのみに絞ってあります)。

リンカーン・ライムシリーズジェフリー・ディーヴァー著)
仕事中の事故で四肢麻痺となった天才科学捜査官リンカーン・ライムが、仲間達と共に、膨大な知識と驚異的な洞察力で犯罪者を追いつめていきます。鑑識のプロフェッショナルと各スペシャリスト対狡猾・残忍な犯罪者との対決が見物です。
第一作の「ボーン・コレクター」はデンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー主演で1999年に映画化されました。

文藝春秋社のシリーズサイト
https://books.bunshun.jp/sp/lincolnrhyme

ハリー・ボッシュシリーズマイクル・コナリー著)
ベトナム従軍や自分の生い立ちに心の傷を抱える警察官(ハリー・ボッシュ)が様々なしがらみや時代の流れに抗いながら、難事件を解決していきます。武骨で頑固だけどやたら人間臭く、どこか共感できる主人公が魅力です。
こちらは本家では無く、スピンオフ的作品である「わが心臓の痛み」がクリンスト・イーストウッド主演「ブラッド・ワーク」として2002年に、「リンカーン弁護士」がマシュー・マコノヒー主演で2011年に映画化されています。ちなみに、本家作品はアマゾンプライム・ビデオで「BOSCH」シリーズとしてオリジナルドラマ化されています。

翻訳者によるコナリー入門サイト
http://honyakumystery.jp/1271091054

2シリーズの共通点は、各テーマに関するもの凄い量の専門知識・いわゆるドンデン返し(えーーーっ!という感じの)と絶妙に張られた伏線・ミスディレクション、脇役で出ていたキャラクターが別のシリーズ作品となり、お互いがクロスオーバーする点(思わずニヤリとするような場面がしばしば)と言えると思います。「ページターナー」の言われの通り、読み出したら続きが気になって仕方ない作品です。

もう1シリーズ、変わり種(と言う程でもないですが)を

特捜部Qシリーズユッシ・エーズラ・オールスン著)
捜査中の早まった判断による失敗で窓際となったデンマーク警察の刑事が、正体不明(笑)の部下達と共に未解決事件に挑みます。北欧ミステリーによくある重苦しい雰囲気・情景描写はそのままに、濃過ぎるキャラ達が独特のアクセントを持たせます。こちらは第一作の「檻の中の女」から続けて3作「キジ殺し」、「Pからのメッセージ」がニコライ・リー・コス主演で映画化されています。

映画「檻の中の女」公式サイト
http://www.tokusoubuq.jp/1st/

映画が原作に忠実な事がベストでは無く、原作と映画の違いも楽しみの一つだと私は思っています(尺の問題もありますし)。
ここの所、和訳も文庫化もペースが遅いのが悩みの種ですが、将来的に和訳されずとも原文で楽しめる日が来れば良いなと思っています。

みなさんも秋の夜長に読書や映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。最近はネット全盛ですが、縦書きの文字を読むのもなかなか良いものですよ。

K.T.でした。

文庫シリーズ
Z式に、「特捜部Q -檻の中の女-」、「ゴースト・スナイパー(リンカーン・ライムシリーズ)」、「燃える部屋(ハリー・ボッシュシリーズ)」
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おススメ勉強ツール!

こんにちは!
GWが終わってしまい、休みの感覚が全く抜けないm.sです(笑)

さて、最近「Progate」というツールでプログラムの勉強をしています!

Progate プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate プロゲート

初めは職場の先輩に教えていただき登録してみたのですが、
プログラミング初心者にもわかりやすいドリル形式なので、
とても楽しく勉強ができています

私はPCで勉強しているのですが、
アプリ版もあるので、スマホやタブレットでも利用できるようです

あの実業家のホリエモンさんも絶賛しているツールなのです!!

もともと私は独学で参考書を読んで勉強していたのですが、
未知の世界にとっつきにくさを感じてしまったり、
一人で勉強をしていると、どうしても苦手なところを後回しにしてしまいがちでしたが、
Progateは着実に問題を解いていくことができるため、
取りこぼしがなく、とても助かっています

また、デザインもとてもきれいで機能的なところもおススメです
色の使い分けが良くて、無駄がなくすっきりとまとめられているのです!

それぞれのコース説明も、文章がつめこまれているという印象がなく、
分かりやすい説明に加えて無駄が削ぎ落されている感じで、
簡潔にまとめられているところが良いです!

プログラミングの勉強に興味をもっている方に、
ぜひおススメしたいツールです

オススメ書籍 日本字フリースタイル・コンプリート

こんにちわ。a.yamです。

今日はオススメ書籍を紹介します。
『日本字フリースタイル・コンプリート』手書きレタリングの本です。
以前のエントリーでも文字のお話をさせてもらいましたが、私は文字が好きなのです。
こちらの本は、印刷物のデザインなどに関わってる人にはオススメです。

本1

また、表紙の文字を見れもらえば分かるように、アイディアが溢れています。
眺めているだけで、新しいアイディアが溢れてきます。素晴らしい。

こういう本を肴にフォントマニアと朝まで語り合いたいです。

本の中身は見せられませんので、表紙と裏表紙だけ紹介します。

本2

ペーパーナイフ、飛石連休、レボリューション、オフセット印刷


本3

マガジンラック、フィリッピン、若奥さま、ハイボール、お花ちゃん


やはり、パソコンに入ってる文字をそのまま使ったり、ワードの飾り文字をそのまま使ったデザインは面白くありませんね。
創英角POPなんてもってのほか。

お薦めしたいSF小説

YNです。
お薦めするSF小説を紹介します。
パオロ・バチガルビの「ねじまき少女」です。
ねじまき少女

SF小説の醍醐味は、小説内で構築される世界観に対しての驚きだと思います。
この「ねじまき少女」の世界観は、今まで読んできたSF小説とは全然違う世界観を提供してくれます。
ハヤカワ文庫の裏表紙には、小説の概要というかツカミ部分を簡略に、読みたくなるように紹介されています。そのまま引用すると、著作権とか気になるので自分の言葉で...。
この世界では、石油は資源枯渇で、エネルギーは、遺伝子改造された大型の象によって、極限まで巻き上げられたゼンマイを動力源とした文化の上に成り立っています。飛行機や自動車は過去のものとなり、遺伝子改造の動物とゼンマイを動力とした機械のみで生活をする世界なのです。

どうです?こんな未来、普通思いつきませんよね。

場所は、東南アジアのバンコクで、ジメジメ蒸し暑い雰囲気が小説からしてきます。
SF小説には、未来を舞台とするものがほとんどで、どちらかと言うと、科学力で今よりもより良い世界で構築される未来と、戦争や汚染で今よりも暗い雰囲気な未来の2通りに分けられます。
「ねじまき少女」は、後者の暗い未来ですが、科学力の進歩が今までのSF小説とは全然別の方向を向いています。ゼンマイって!
現在でもゼンマイを使った製品って何があるのでしょうか?

・犬の散歩に使う伸び縮みするリード
・建築や工場内で使用される伸び縮みするメジャー
・掃除機の電源コード

これくらいしか思いつかない。しかも、ゼンマイ自身を動力源としたものって...玩具くらいしか無いのでは?
それを動力源とした文明って、どうしてこんな未来になった?他に何とかならなかったのか?と、世界観だけでも、ご飯3杯位いけそうです。
後、タイトルにもなっている、日本製のアンドロイドの少女も出てきますよ。
ほら、読みたくなってきましたか?
今の時期、ねじまき少女の世界と同じく蒸し暑いので、4DXな映画のように半分体験しながら物語を楽しむこともできてお薦めですよ。(笑)

本棚から選んだ10冊を紹介

秋です。読書の秋です。そうだ、本を読もう!


~本棚から選んだ10冊を紹介~
本棚から選んだ10冊


■技術書
ユイのVISION2014個人目標「プログラミング言語の参考書を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。

1. スッキリわかるサーブレット&JSP入門(国本大悟)
サーブレット&JSPだけでなく、Webアプリ開発の基礎もわかりやすく説明されている入門書です。

2. やさしいJava(高橋麻奈) ※最新は第5版
後半はやさしくないです。
しかし、基礎としておさえるべき内容がギュッとまとまっているJavaの入門書。
写真が第4版である理由は、学生時代に教科書として購入したもので、古いからです。
試験勉強時の書き込みが残っていて、「ああ、あの時は全然理解できてなかったんだな」と数年前の自分よりは理解が進んだことを実感させてくれました。


■漫画
3. 宇宙兄弟(小山宙哉)
"モノ作りには……失敗することにかける金と労力が必要なんだよ"
"いい素材使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ だけど― 失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだ"
(11巻 #104「酒の約束」)
"本気でやった場合に限るよ 本気の失敗には価値がある"
(11巻 #107「本気の失敗」)
現在1~26巻発売中の漫画。
夢を叶えて宇宙飛行士となった弟・日々人に、かつての夢を思い出すきっかけを与えられた兄・六太が、宇宙飛行士を目指すことから始まる物語。
名言が多く、読むと前向きになれる漫画。


■ビジネス書その1
ユイのVISION2015個人目標「業務の効率化に関する書籍を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。

4. 速さは全てを解決する『ゼロ秒思考』の仕事術(赤羽雄二)
赤羽さんが仕事を速くこなすためのノウハウが、これでもか!と紹介されている1冊。
次は、A4用紙を使うメモ書きとフレームワークを実践する予定です。

5. 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ(河野英太郎)
見開き2ページで1つの内容が完結しているので、読みやすいです。
この本を読んでから、会議の議事録はその日のうちに作成するようにしています。


■ビジネス書その2
ユイのVISION2015個人目標「伝達力向上に関する書籍を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。

※蛇足
この目標を掲げた理由は、藤原さんの"これからの時代を生き残るためには情報"処理"力から情報"編集"力が必要になる"という言葉に納得したからです。
【参照1】正解ではなく「納得解」を導く力が情報編集力だ。/藤原 和博 | 本日の名言 | GLOBIS 知見録
【参照2】受験サプリが解決する、教育現場の「2つの爆弾」

6. 伝え方が9割(佐々木圭一)
当記事冒頭の1行は、"「強いコトバ」をつくる技術"に則ってつくりました。どうでしょうか?
ただ、ビジネスパーソンにとっては、"「ノー」を「イエス」に変える技術"の方がためになる内容です。
まずは、自分の頭の中をそのままコトバにしないことから取り組みます。
続刊もあります。

7. 伝える力(池上彰)
「日本銀行とは何か、説明しなさい」という試験問題に対して、教科書の記述を丸暗記して答えれば、満点がもらえます。
では、小学生から「日本銀行って何?」と聞かれた場合、同じ内容を答えて果たして伝わるでしょうか?
おそらく、「ハッケンギンコウって何?」「お札を発行するって、私たちにお金くれるの?」なんて素朴な疑問をぶつけられるでしょう。
これは、著者・池上さんの経験談です。
"「自分は日銀について、何もわかっていないんじゃないか」"と気づかされたといいます。
池上さんは、どのように「伝える力」を高めていったのか。
その極意をビジネスパーソン向けにまとめた1冊です。
続刊もあります。


■小説
国語の成績が悪いのは読書量が足りないからだ!という安易な考えのもと、中学生の頃から読み始めた小説から3冊を紹介。

8. 裏庭(梨木香歩)
"「私にはあなたがたの間に何があったのかわからないけれど、さっちゃんには、きっとまだ生々しい傷なのよ。無理に治そうなんてしないほうがいい。薬付けて、表面だけはきれいに見えても、中のダメージにはかえって悪いわ。傷をもってるってことは、飛躍のチャンスなの。だから、充分傷ついている時間をとったらいいわ。薬や鎧で無理にごまかそうなんてしないほうがいい」"(P.278-279)
パパにもママにも私は必要とされなくなってしまったのでは、と思いつめる少女・照美の、自分探し異世界冒険ファンタジーです。
想像力フル稼働で読んでください。
本編は400ページ程度です。
ファンタジーでありながら、いくつものメッセージを伝えてくる小説です。

9. カラフル(森絵都)
"「そう、あなたはまたしばらくのあいだ下界ですごして、そして再びここにもどってくる。せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイがまたはじまるのだと気楽に考えればいい」"(P.244)
抽選に当たり、生まれ変わる再挑戦のチャンスを得たぼくの魂。
生まれ変わるためには、自殺を図った中学3年生の少年・小林真の体にホームステイし、生前の罪を思い出さなければならない、というファンタジーのような始まりの小説。
本編は250ページ程度です。
難しい表現もなく読みやすいです。
主観では見えないものが、第三者視点になると見えてくる。
自分で自分を縛る必要はないんだ、と気づかせてくれる1冊。

10. エイジ(重松清)
"ぼくはいつも思う。「キレる」っていう言葉、オトナが考えている意味は違うんじゃないか。我慢とか辛抱とか感情を抑えるとか、そういうものがプツンとキレるんじゃない。自分と相手とのつながりがわずらわしくなって断ち切ってしまうことが、「キレる」なんじゃないか。"(P.398)
連続通り魔事件の犯人は同級生だった。
同級生はなぜ犯行に及んだのか、模索する主人公・エイジの物語。
本編は450ページ程度です。
誰かひとり、作中の人物に感情移入して読んでほしいです。
様々なしがらみはあるけれど、「好き」の気持ちを大切に、「負けてらんねーよ」の精神で。
中学生の頃の、表現し難い漠然としたイラつきを、的確に表現されていることに衝撃を受けた1冊。


様々な分野から10冊を紹介しました。
読みたいと思える本が1冊でもあれば幸いです。
良い本との出会いがありますように。

最後は、私が好きな、読書にまつわる台詞でしめたいと思います。

"本はね…ただ文字を読むんじゃない
自分の感覚を調整するためのツールでもある"
"調子の悪い時に本の内容が頭に入って来ないことがある
そういう時は何が読書の邪魔をしているのか考える
調子が悪い時でもすらすらと内容が入って来る本もある
なぜそうなのか考える
精神的な調律……チューニングみたいなものかな
調律する際大事なのは
紙に指で触れている感覚や
本をペラペラめくった時
瞬間的に脳の神経を刺激するものだ"
(監視官常守朱4巻 #16「硫黄降る街」)

Y.D
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ユイ・システム工房

Author:ユイ・システム工房
ユイ・システム工房のスタッフブログ。
愛媛県松山市来住町1239番地。
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