本棚から選んだ10冊を紹介
秋です。読書の秋です。そうだ、本を読もう!
~本棚から選んだ10冊を紹介~

■技術書
ユイのVISION2014個人目標「プログラミング言語の参考書を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。
1. スッキリわかるサーブレット&JSP入門(国本大悟)
サーブレット&JSPだけでなく、Webアプリ開発の基礎もわかりやすく説明されている入門書です。
2. やさしいJava(高橋麻奈) ※最新は第5版
後半はやさしくないです。
しかし、基礎としておさえるべき内容がギュッとまとまっているJavaの入門書。
写真が第4版である理由は、学生時代に教科書として購入したもので、古いからです。
試験勉強時の書き込みが残っていて、「ああ、あの時は全然理解できてなかったんだな」と数年前の自分よりは理解が進んだことを実感させてくれました。
■漫画
3. 宇宙兄弟(小山宙哉)
"モノ作りには……失敗することにかける金と労力が必要なんだよ"
"いい素材使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ だけど― 失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだ"
(11巻 #104「酒の約束」)
"本気でやった場合に限るよ 本気の失敗には価値がある"
(11巻 #107「本気の失敗」)
現在1~26巻発売中の漫画。
夢を叶えて宇宙飛行士となった弟・日々人に、かつての夢を思い出すきっかけを与えられた兄・六太が、宇宙飛行士を目指すことから始まる物語。
名言が多く、読むと前向きになれる漫画。
■ビジネス書その1
ユイのVISION2015個人目標「業務の効率化に関する書籍を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。
4. 速さは全てを解決する『ゼロ秒思考』の仕事術(赤羽雄二)
赤羽さんが仕事を速くこなすためのノウハウが、これでもか!と紹介されている1冊。
次は、A4用紙を使うメモ書きとフレームワークを実践する予定です。
5. 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ(河野英太郎)
見開き2ページで1つの内容が完結しているので、読みやすいです。
この本を読んでから、会議の議事録はその日のうちに作成するようにしています。
■ビジネス書その2
ユイのVISION2015個人目標「伝達力向上に関する書籍を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。
※蛇足
この目標を掲げた理由は、藤原さんの"これからの時代を生き残るためには情報"処理"力から情報"編集"力が必要になる"という言葉に納得したからです。
【参照1】正解ではなく「納得解」を導く力が情報編集力だ。/藤原 和博 | 本日の名言 | GLOBIS 知見録
【参照2】受験サプリが解決する、教育現場の「2つの爆弾」
6. 伝え方が9割(佐々木圭一)
当記事冒頭の1行は、"「強いコトバ」をつくる技術"に則ってつくりました。どうでしょうか?
ただ、ビジネスパーソンにとっては、"「ノー」を「イエス」に変える技術"の方がためになる内容です。
まずは、自分の頭の中をそのままコトバにしないことから取り組みます。
※続刊もあります。
7. 伝える力(池上彰)
「日本銀行とは何か、説明しなさい」という試験問題に対して、教科書の記述を丸暗記して答えれば、満点がもらえます。
では、小学生から「日本銀行って何?」と聞かれた場合、同じ内容を答えて果たして伝わるでしょうか?
おそらく、「ハッケンギンコウって何?」「お札を発行するって、私たちにお金くれるの?」なんて素朴な疑問をぶつけられるでしょう。
これは、著者・池上さんの経験談です。
"「自分は日銀について、何もわかっていないんじゃないか」"と気づかされたといいます。
池上さんは、どのように「伝える力」を高めていったのか。
その極意をビジネスパーソン向けにまとめた1冊です。
※続刊もあります。
■小説
国語の成績が悪いのは読書量が足りないからだ!という安易な考えのもと、中学生の頃から読み始めた小説から3冊を紹介。
8. 裏庭(梨木香歩)
"「私にはあなたがたの間に何があったのかわからないけれど、さっちゃんには、きっとまだ生々しい傷なのよ。無理に治そうなんてしないほうがいい。薬付けて、表面だけはきれいに見えても、中のダメージにはかえって悪いわ。傷をもってるってことは、飛躍のチャンスなの。だから、充分傷ついている時間をとったらいいわ。薬や鎧で無理にごまかそうなんてしないほうがいい」"(P.278-279)
パパにもママにも私は必要とされなくなってしまったのでは、と思いつめる少女・照美の、自分探し異世界冒険ファンタジーです。
想像力フル稼働で読んでください。
本編は400ページ程度です。
ファンタジーでありながら、いくつものメッセージを伝えてくる小説です。
9. カラフル(森絵都)
"「そう、あなたはまたしばらくのあいだ下界ですごして、そして再びここにもどってくる。せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイがまたはじまるのだと気楽に考えればいい」"(P.244)
抽選に当たり、生まれ変わる再挑戦のチャンスを得たぼくの魂。
生まれ変わるためには、自殺を図った中学3年生の少年・小林真の体にホームステイし、生前の罪を思い出さなければならない、というファンタジーのような始まりの小説。
本編は250ページ程度です。
難しい表現もなく読みやすいです。
主観では見えないものが、第三者視点になると見えてくる。
自分で自分を縛る必要はないんだ、と気づかせてくれる1冊。
10. エイジ(重松清)
"ぼくはいつも思う。「キレる」っていう言葉、オトナが考えている意味は違うんじゃないか。我慢とか辛抱とか感情を抑えるとか、そういうものがプツンとキレるんじゃない。自分と相手とのつながりがわずらわしくなって断ち切ってしまうことが、「キレる」なんじゃないか。"(P.398)
連続通り魔事件の犯人は同級生だった。
同級生はなぜ犯行に及んだのか、模索する主人公・エイジの物語。
本編は450ページ程度です。
誰かひとり、作中の人物に感情移入して読んでほしいです。
様々なしがらみはあるけれど、「好き」の気持ちを大切に、「負けてらんねーよ」の精神で。
中学生の頃の、表現し難い漠然としたイラつきを、的確に表現されていることに衝撃を受けた1冊。
様々な分野から10冊を紹介しました。
読みたいと思える本が1冊でもあれば幸いです。
良い本との出会いがありますように。
最後は、私が好きな、読書にまつわる台詞でしめたいと思います。
"本はね…ただ文字を読むんじゃない
自分の感覚を調整するためのツールでもある"
"調子の悪い時に本の内容が頭に入って来ないことがある
そういう時は何が読書の邪魔をしているのか考える
調子が悪い時でもすらすらと内容が入って来る本もある
なぜそうなのか考える
精神的な調律……チューニングみたいなものかな
調律する際大事なのは
紙に指で触れている感覚や
本をペラペラめくった時
瞬間的に脳の神経を刺激するものだ"
(監視官常守朱4巻 #16「硫黄降る街」)
Y.D
~本棚から選んだ10冊を紹介~

■技術書
ユイのVISION2014個人目標「プログラミング言語の参考書を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。
1. スッキリわかるサーブレット&JSP入門(国本大悟)
サーブレット&JSPだけでなく、Webアプリ開発の基礎もわかりやすく説明されている入門書です。
2. やさしいJava(高橋麻奈) ※最新は第5版
後半はやさしくないです。
しかし、基礎としておさえるべき内容がギュッとまとまっているJavaの入門書。
写真が第4版である理由は、学生時代に教科書として購入したもので、古いからです。
試験勉強時の書き込みが残っていて、「ああ、あの時は全然理解できてなかったんだな」と数年前の自分よりは理解が進んだことを実感させてくれました。
■漫画
3. 宇宙兄弟(小山宙哉)
"モノ作りには……失敗することにかける金と労力が必要なんだよ"
"いい素材使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ だけど― 失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだ"
(11巻 #104「酒の約束」)
"本気でやった場合に限るよ 本気の失敗には価値がある"
(11巻 #107「本気の失敗」)
現在1~26巻発売中の漫画。
夢を叶えて宇宙飛行士となった弟・日々人に、かつての夢を思い出すきっかけを与えられた兄・六太が、宇宙飛行士を目指すことから始まる物語。
名言が多く、読むと前向きになれる漫画。
■ビジネス書その1
ユイのVISION2015個人目標「業務の効率化に関する書籍を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。
4. 速さは全てを解決する『ゼロ秒思考』の仕事術(赤羽雄二)
赤羽さんが仕事を速くこなすためのノウハウが、これでもか!と紹介されている1冊。
次は、A4用紙を使うメモ書きとフレームワークを実践する予定です。
5. 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ(河野英太郎)
見開き2ページで1つの内容が完結しているので、読みやすいです。
この本を読んでから、会議の議事録はその日のうちに作成するようにしています。
■ビジネス書その2
ユイのVISION2015個人目標「伝達力向上に関する書籍を1年間で2冊読む」で読んだ本2冊を紹介。
※蛇足
この目標を掲げた理由は、藤原さんの"これからの時代を生き残るためには情報"処理"力から情報"編集"力が必要になる"という言葉に納得したからです。
【参照1】正解ではなく「納得解」を導く力が情報編集力だ。/藤原 和博 | 本日の名言 | GLOBIS 知見録
【参照2】受験サプリが解決する、教育現場の「2つの爆弾」
6. 伝え方が9割(佐々木圭一)
当記事冒頭の1行は、"「強いコトバ」をつくる技術"に則ってつくりました。どうでしょうか?
ただ、ビジネスパーソンにとっては、"「ノー」を「イエス」に変える技術"の方がためになる内容です。
まずは、自分の頭の中をそのままコトバにしないことから取り組みます。
※続刊もあります。
7. 伝える力(池上彰)
「日本銀行とは何か、説明しなさい」という試験問題に対して、教科書の記述を丸暗記して答えれば、満点がもらえます。
では、小学生から「日本銀行って何?」と聞かれた場合、同じ内容を答えて果たして伝わるでしょうか?
おそらく、「ハッケンギンコウって何?」「お札を発行するって、私たちにお金くれるの?」なんて素朴な疑問をぶつけられるでしょう。
これは、著者・池上さんの経験談です。
"「自分は日銀について、何もわかっていないんじゃないか」"と気づかされたといいます。
池上さんは、どのように「伝える力」を高めていったのか。
その極意をビジネスパーソン向けにまとめた1冊です。
※続刊もあります。
■小説
国語の成績が悪いのは読書量が足りないからだ!という安易な考えのもと、中学生の頃から読み始めた小説から3冊を紹介。
8. 裏庭(梨木香歩)
"「私にはあなたがたの間に何があったのかわからないけれど、さっちゃんには、きっとまだ生々しい傷なのよ。無理に治そうなんてしないほうがいい。薬付けて、表面だけはきれいに見えても、中のダメージにはかえって悪いわ。傷をもってるってことは、飛躍のチャンスなの。だから、充分傷ついている時間をとったらいいわ。薬や鎧で無理にごまかそうなんてしないほうがいい」"(P.278-279)
パパにもママにも私は必要とされなくなってしまったのでは、と思いつめる少女・照美の、自分探し異世界冒険ファンタジーです。
想像力フル稼働で読んでください。
本編は400ページ程度です。
ファンタジーでありながら、いくつものメッセージを伝えてくる小説です。
9. カラフル(森絵都)
"「そう、あなたはまたしばらくのあいだ下界ですごして、そして再びここにもどってくる。せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイがまたはじまるのだと気楽に考えればいい」"(P.244)
抽選に当たり、生まれ変わる再挑戦のチャンスを得たぼくの魂。
生まれ変わるためには、自殺を図った中学3年生の少年・小林真の体にホームステイし、生前の罪を思い出さなければならない、というファンタジーのような始まりの小説。
本編は250ページ程度です。
難しい表現もなく読みやすいです。
主観では見えないものが、第三者視点になると見えてくる。
自分で自分を縛る必要はないんだ、と気づかせてくれる1冊。
10. エイジ(重松清)
"ぼくはいつも思う。「キレる」っていう言葉、オトナが考えている意味は違うんじゃないか。我慢とか辛抱とか感情を抑えるとか、そういうものがプツンとキレるんじゃない。自分と相手とのつながりがわずらわしくなって断ち切ってしまうことが、「キレる」なんじゃないか。"(P.398)
連続通り魔事件の犯人は同級生だった。
同級生はなぜ犯行に及んだのか、模索する主人公・エイジの物語。
本編は450ページ程度です。
誰かひとり、作中の人物に感情移入して読んでほしいです。
様々なしがらみはあるけれど、「好き」の気持ちを大切に、「負けてらんねーよ」の精神で。
中学生の頃の、表現し難い漠然としたイラつきを、的確に表現されていることに衝撃を受けた1冊。
様々な分野から10冊を紹介しました。
読みたいと思える本が1冊でもあれば幸いです。
良い本との出会いがありますように。
最後は、私が好きな、読書にまつわる台詞でしめたいと思います。
"本はね…ただ文字を読むんじゃない
自分の感覚を調整するためのツールでもある"
"調子の悪い時に本の内容が頭に入って来ないことがある
そういう時は何が読書の邪魔をしているのか考える
調子が悪い時でもすらすらと内容が入って来る本もある
なぜそうなのか考える
精神的な調律……チューニングみたいなものかな
調律する際大事なのは
紙に指で触れている感覚や
本をペラペラめくった時
瞬間的に脳の神経を刺激するものだ"
(監視官常守朱4巻 #16「硫黄降る街」)
Y.D
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